紫陽花を愛でる 静と動の2寺めぐり

はじめに

京都の初夏といえば、しっとりと咲く紫陽花。
今回は、同じ“紫陽花寺”でもまったく違う魅力を持つ2つのお寺をめぐってきました。

一つは、インスタ映えする華やかさが魅力の「柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)」。
もう一つは、山の中で静かに咲く紫陽花のボリュームに圧倒される「西山 善峯寺(よしみねでら)」。

静と動、華やかさと荘厳さ。
どちらも甲乙つけがたい美しさでした。


楊谷寺(ようこくじ)|“映える”紫陽花空間

あじさい手水に花手水、涼しげな苔や青もみじ。
まるで絵本のような空間が広がっていて、どこを切り取っても写真映えします。

訪れた日は少し見頃を過ぎていたものの、手入れされた花手水は美しく、
多くの人が写真を撮ったり眺めたりしながら楽しんでいました。

アクセス(車)

・道は比較的走りやすく、運転に不安はなし
・駐車場は小さめのものが数カ所点在している
各駐車場の入口に係員さんがいて誘導してくれるので安心


善峯寺(よしみねでら)|“圧巻”の紫陽花空間

夕方に訪れたためか人が少なく、とても静かな時間が流れていました。
山の斜面いっぱいに咲く紫陽花の群れは圧巻で、自然の力強さと美しさに心を奪われます。

観光地というより、山寺で自然と向き合うひとときを味わえる場所でした。

アクセス(車)

・一部、道幅がかなり狭く、対向車が来ると少し怖い箇所あり
・運転に慣れていない方や大きな車は注意が必要
・駐車場は大きなものが1か所あり、広くて停めやすい
入り口に係員さんがいて案内してくれるので安心感あり


共通ポイントと注意点

  • 両寺とも山の中にあり、階段や坂道が多くアップダウンはかなり激しめ
     → 段差も多く、車椅子やベビーカーでの移動は難しそうな印象
     → 歩きやすい靴・身軽な服装での訪問がおすすめ
  • 訪問時は紫陽花がやや見頃を過ぎ、暑さで少し疲れぎみ
     → 涼しい日や朝早い時間帯の訪問がおすすめ
  • 車でのアクセスが現実的
     → 楊谷寺は道が走りやすく、小さな駐車場が点在。係員が案内してくれる
     → 善峯寺は一部狭い道に注意が必要だが、広い駐車場が1か所あり、係員も常駐

おわりに

映える楽しさを求めるなら楊谷寺、
静けさの中で自然に包まれたいなら善峯寺。

どちらも違った魅力があり、それぞれの良さをじっくり味わえました。
梅雨の京都には、こんなふうに「静と動」の楽しみ方があるんだなあと、
ちょっと贅沢な気持ちになった紫陽花めぐりでした。

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